無料公開中!【四川料理の名店「菜根香」のレシピ動画】豚バラとヒレ肉の唐辛子炒め(相亲小炒肉)
中国ベスト100に選出された四川料理の名店「菜根香」にて撮影しました。
相亲小炒肉とは?
作ってもらった料理は「相亲小炒肉(シャンチンシャオチャオロウ)」という料理。小炒肉とは湖南料理の中で一番愛されている家庭料理です。
四川に回鍋肉、湖南に小炒肉あり
というぐらいメジャーな料理なので、湖南省にいったら、必ず食べてみてください。相亲小炒肉はそんな湖南料理の小炒肉に菜根香流のアレンジを加えた一品に仕上がっていました。
「相亲」とは?
「相亲」とは中国語で【互いに慈しむ】という意味です。豚バラ、ヒレ肉の2種類使うことで【互いに慈しみ】あうような小炒肉。さすが酒楼の料理!一味違います
※レシピ動画 調理時間:約10分、動画の長さ 5分4秒
食材 | 豚バラ、ヒレ肉(味つけ後)、トウガラシ(二荆条)、ニンニク |
味つけ | オイスターソース、豆豉、老抽(たまり醤油) ※お好みで(味の素、鶏ガラスープの素) |
作り方はこちら
1.鍋を熱する
・鍋を熱し、油を馴染ませる。
2.豚バラを炒める
・鍋に適量の油を入れ、豚バラを炒める。
・豚バラの水分が出た後、ニンニクを炒め香りを出す。
・唐辛子を入れて豚バラと一緒に炒める。約20回ほど鍋をかき混ぜる
・少量の塩を入れる。
3.仕上げ
・一部の唐辛子の水分が出てきたら、豆鼓、オイスターソースを入れる。
・豚バラと唐辛子が一体になった後、少量のたまり醤油を入れ、色をつける。
・少量の味の素、鶏ガラスープの素を入れて味を調える。
・最後にヒレ肉を炒めて、他の具材に絡めて完成。
影響をうけあう四川料理と湖南料理
2004年、留学していたとき、小炒肉はレストランのメニューでほとんど見ることはありませんでした。
初めてメニューで見たのは、日本へ帰国後、成都へ出張した時(2010年頃)。夜、鹵菜の老舗「盘飧市酒楼」で久しぶりに回鍋肉を注文しようとすると、
「今、回鍋肉はできない…」と言われ、
「じゃあ盐煎肉」といいましたが、
それもないと。「代わりに小炒肉はどう?」とすすめられました。
その時食べた小炒肉は「尖椒(甘長とうがらし)」と油身がすくない豚肉を炒めたものでした。
四川と湖南は重慶をはさむかたちで隣合わせなので、どこか料理が似ているところがあります。味つけの濃さ、辣の味、ごはんに合う料理が多いなど。
湖南省のグルメ通いわく、
今の湖南料理は四川料理の影響も多いですよ。四川料理も好きです!
と語っていました
人気の湖南料理を四川料理へ取り入れる。同じく人気の四川料理を湖南料理へ取り入れる。
内陸にあり中国八大料理のこの二つが融合し、新しい料理がこれからも出てくることを楽しみしています!
紹介したお店の情報
卞氏菜根香(ビェンシーツァイゲンシャン) – 四川料理の名店
・住所:四川省成都市成华区双福二路39号
・営業時間:10:00-21:00
・一人当たりの平均:80元
盘飧市(パンスンシー) - 100年続く鹵菜の老舗
・住所:四川省成都市锦江区华兴正街盘飧市酒楼62-64号
・営業時間:08:00-20:30
・一人当たりの平均:50元
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菜根香で修行がしてみたい、交流会を開いてみたい方へ
中川までご相談ください。こちらは過去、建太朗さん、老虎菜の料理長が修行したお店です。
※この記事は有料noteで掲載していた記事となります。